春の楽しみ

桜の季節になりました。
公園でお花見をしている人たち、お花見ツアーなどのニュースもよく見るようになりました。
私はきちんとしたお花見は数えるほどしかしたことがありませんが、この季節は好んで散歩をします。


地元には広町の森と呼ばれる小さな森があります。
広町は一時開発の話もありましたが、地元の人の声などからできるだけ自然のまま残そうという取り組みがされています。
特にこの季節は緑が美しく散歩をするにはとても楽しいコースとなります。
山登りで行き交う人が気軽に挨拶をするように、知らない人同士でも会うと挨拶をかわし合える空間となっています。


森への入口は、自宅の裏山や、小学校から近い住宅街、隣町などなどさまざまなところにあったので、子どものころは絶好の遊び場でした。
せり田んぼや、どんぐり拾い、かくれんぼ、鬼ごっこ、秘密基地づくりなどなど、
今思えばずいぶんお転婆な子ども時代だったと思います。


森の中に大きな古い山桜があります。
木の周りはぽっかりと広い空間があって、根を守るため間近に近づくことはできないのですが、堂々としたその姿は迫力があります。
濃い桃色や八重に咲く華やかな桜の木も良いですが、長い年月を経た巨木から感じる“春”もまた良いものです。
私の恒例の“春”の楽しみです。


忙しない季節ですが、時間を見つけて皆さんも散歩してみてはいかがでしょうか?


さて、春(新年度)の始まりとともに5月のJHLAの研修会の申込が始まりました。
今年は両国での開催です。
新しい出会いを求めて参加してみてはいかがでしょうか?

(M.T)


別れと出会いの季節

 3月も後半となりました。
 この時期は職員の異動や退職等で、院内が慌ただしい雰囲気です。
 そして、一緒に働いた方、お世話になった方との別れがあり、少し寂しい気分を味わう時でもあります。
 特に今年は、親しく接していた初期研修医の皆さんが、初期研修を終えて旅立ちます。
 今年旅立つ研修医の先生方とは、入職時期が同じだったことや年齢が近いことからすぐに打ち解け、一緒に飲み会をしたりバーベキューをしたりと、親交を深めました。
 また、図書室もたくさん利用してもらい、仕事の面でも多くの関わりがありました。
 そんな皆さんとお別れする寂しさはひとしおですが、いつかまた仕事でご一緒できることもあると思います。その時にはぜひ、今より更に進化した図書室(&担当者)の姿を見せることができたらと思います。
 

 さて、別れの後は、新しい出会いがあります。
 4月からはまた、新しい職員が入職します。その方々にも図書室を利用してもらえるよう、今は利用案内の配布準備などを行っています。
 また今年は、勤務3年目にして初めて、初期研修医に対する図書室のオリエンテーションの時間を取ってもらうことができました。上手に説明できるか不安ですが、図書室をより良く利用してもらうためにも、また自分自身のスキルアップのためにも、前向きに取り組みたいと思います。


 4月まであと少し。多忙な年度末ですが、去りゆく人を笑顔で見送り、新たな人を笑顔で迎えられるよう、心に余裕を持って仕事をしたいです。


(A.S)

電車のなかで

新幹線で帰宅途中のこと。
減速をしはじめたので、もう 次の停車駅かなっと思いましたが、
そのまま、すーっと止まってしまいました。
私の乗った車両はのどかな畑が続く川の上。


こんな風に、途中で止まるのは、
3.11の次の年、局地地震での緊急停止を経験して以来です。
ぎくっと思わず身構えましたが、あの時と違って、停電していないし・・・・。


やがて、
車掌を緊急呼び出しするアナウンスが早口できっぱりとありました。
車内のにぎやかな話声もやみ、車内は妙な静寂・・・・。
しばらくすると、
乗客に急病者がでたので緊急停止したとの追加アナウンスがありました。


と、私の隣席の方が後ろの席に座っている連れの方と
「どうする?何号車っていってたっけ。・・・・」と落ち着かなく
おっしゃっていることに気がつきました。
思わずその方を見たときに、膝の上に広げられたパワポ資料が目に入りました。
「感染対策、 院内安全、 ICT活動・・・」
あ、Nurseの方なんだ。
そうか、医療者の方はこういうとき、黙っていられないのだろうな・・・。
どうするのかな、どうなるのかな・・・・。
しかし、間もなく、新幹線は動き出しました。


次の駅ではいつもより少し長く停車していましたが、
無事、救急搬送をすることができたという車内放送とともに、「定刻より5分遅れ」で発車しました。
隣の方も何事もなかったように、広げた資料を読み始めていました。


ふっと、
私が専門職として、黙っていられないことって何だろう・・・・。
とおもいました。
 休日に出かける公共図書館で、
  順番が乱れている図書・雑誌を並べ変えちゃうこと?
  間違ったところに戻されている図書を正しい配架にしちゃうこと?
  外にでてしまっている糸しおりを表紙裏に入れ込むこと?
 ・・・・それって専門職?
ああ、しょうもないな〜。わたし。


今回のこと、医療者の専門職意識もさることながら、
車内アナウンスを担当した車掌さんの落ち着いて、きっぱりとした声。
他の乗客の余計な動揺を与えない話ぶりにも、感じるところがありました。


by 各駅停車特急乗客

『ホームスの冒険』その後 えっ! 思いもよらないことが

 通勤のバッグがいつになく軽いな。

 春の足音が近づき、少しは身軽になったのかしらと。

 いいえ、違いました。昨年の秋から、毎日、勤務先と自宅を往復する大きな通勤バッグには「ホームス」の原稿とUSBが入っていたのです。原稿の作成が進むにつれ、草稿・初稿・第2稿と重さは増すばかりでした。自宅で仕事をするかしないかは別として、持ち歩かないと精神状態が不安?になる編集漬の日々から、解放されたのだと気が付き、喜んでいたのですが・・


「ホームスの冒険 謎解き・紐解き・文献検索:医学文献を求めて 予約受付開始!」

 このタイトルでお知らせしたのが、2月26日でした。

 28日には、印刷原稿が出来上がり印刷をお願いしました。順調にいけば予定より早い3月下旬には、購入をお申し込み下さった方に届けられるかなと「ニンマリ」。

 ところが、大きな落とし穴が待っていました。3月3日の月曜日、私の手元に1通のメールが届きました。

 「えっ! 今ごろそんな」

 何が起きたかは、春の研修会にてお話をする機会があるかと思いますので、乞うご期待ですが、大慌てで印刷屋さんに電話をかけて「すみません。印刷をストップしてください」と。

 もう一度、通勤バッグに原稿とUSBを入れ直し、それから2週間。
ホームス探偵からの修正原稿も、夜中の時刻を示す送信時間。多分、目を真っ赤にして謎を解き直していたのではないでしょうか。ホームス探偵 ありがとうございました。


 先週、ようやくGoサインが出まして、仕切り直し。皆様へのお届けは、当初の予定通り、4月上旬となります。                             (ホームスのお姉さん)


予約のお申し込みはこちらから(http://jhla.org/
                 

私の愛車

家電を愛するあまり、「家電は家族」とおっしゃった俳優さんがいます。
その気持ち、私、とてもよくわかります。
私にとっては「車は家族」。
通勤も買い物も、普段のちょっとしたお出かけも、家族旅行も、どこへ行くのも車なのですが、単なる移動手段というだけでなく、思い出の場面にいつも一緒にいる、家族の一員のような思いがあります。


車好きだった父の影響で子どもの頃から車好き。若い頃は時間と体力が有り余っていたので、洗車はいつも自分で手洗い、車仲間に手伝ってもらってナビやオーディオの取り付けなどもしていました。なんだかんだで父に輪をかけた車好きの人と結婚し、引っ越した先は自動車産業の強い土地柄で、程よく田舎なせいで公共交通機関が発達しておらず、私の住んでいる地域では、多くの家庭で大人の人数×車があるという状況です。

そんな訳で(?)我が家にも2台の車があります。

四角い方は夫の趣味の車。
丸い方は私の通勤車。
2台並べて置くと、兄弟のよう。もしくは私たち夫婦そのもののよう(体格差で)。


このボディーカラーはよく目立つようで、職場の駐車場で停める場所を探してキョロキョロしていると、たいがい誰かが「司書さーん!ここ空いてるよー!」と呼んで助けてくれます。


ご近所さんの評判は意外にも良く「家の前が明るくなっていいわねぇ」とのこと。町内会の班長として初めて集金に各戸お伺いしたときも「黄色い車の家の人でしょ」と認識率100%!
ただ、お子さんに「黄色が好きなの?」と聞かれ「別に黄色がすごく好きなわけでもないんだよ」と言ったら「じゃあ何で2台も黄色い車にしたの?」と不思議そうに返されて答えに困りました。
(実際は、夫の車は新古車のため色は選べなかった。私の車は他に乗りたい色がなかった。といったところです)

もう一台、私の愛車をご紹介します。じゃーん。

こちらは仕事のパートナー。職場だけのおつきあいという、ちょっとクール(?)な関係ですが、働き者で丈夫で力持ち!なくてはならない心強い存在です。

(A.T)

ホームスの冒険 謎解き・紐解き・文献検索:医学文献を求めて 予約受付開始!

2月10日のブログにて、お知らせしました『ホームスの冒険』
いよいよ2月25日から予約を開始いたしました!
JHLAホームページ (http://jhla.org/)から、申込書をダウンロードの上、お申込みください。

現在、編集委員会では最後の確認を終え、印刷へ依頼の段階を迎えました。皆様のお手元には、4月上旬にお届けを予定しております。
冒険のお話は全20話 25編で構成されています。文献の謎解きと一緒に、Londonの街並やイギリスのティータイムを楽しむことができます。
JHLAの会員の皆様には、図書室に1冊、ご自身に1冊 おすすめ。
A5版のコンパクトサイズ、謎を解きながらの通勤にもピッタリです

ブログ読者には、ちょっとだけ ホームスの秘密を、一足お先に


平成26年度は統計調査年です

皆さん、今年の雑誌はどうされましたか?
私は、これまでにないほどの値上がりに、購読タイトル数を大幅に削るしかないのかと思いつめていた時「他の施設はどうしているのか」を知りたい、と強く思いました。

担当者のこと、設備のこと、資料やデータベースのこと、予算のことなど、
業務のうえで「他所の病院図書室はどうしているのかな?」と思うことが沢山あります。
上司から「他施設の状況を調べて」と言われることもあります。

知り合いの担当者のかたにメールや電話で直接聞くのも一方法ですが、
それでは「説明の根拠」としてはいまひとつ説得力がありません。
そんな時はぜひ、JHLAの現況調査報告書を参考にしてください。

JHLAの現況調査は2年ごとに実施され、2014年度で11回目となる統計調査です。
前回調査(2012年)では、109もの会員図書室のデータが提出されました。
さまざまな規模の図書室がありますが、109施設の中央値なら、ある程度平均的な病院図書室の姿が見えてくるのではないかなと思います。

第1回調査(1994年)から現在では、病院図書室を取り巻く環境は大きく変わっています。10回の調査の間に、時代に合わせて調査項目も変化してきました。
統計調査委員会では、第1回調査結果から目をとおしながら、調査項目の見直しを行っています。
より回答しやすく、沢山の施設にご協力いただけるように。
多くの施設からのご回答を頂くことが、現況調査報告書を「より説得力のある数値」にするのではないかなと思います。
会員施設の皆さまには、ご協力お願い申し上げます。

統計調査委員会 深谷