上達しました!

 先日、大学時代の友人の結婚式に出席した。みんなが揃うのは何年ぶりだろうか?あれから長い月日が経過しているのに、一瞬で当時に戻れる。思い出話に花が咲き、あっという間に時間は過ぎた。
 彼女たちとの一番の思い出は旅行である。それに伴い、常に話題になるのが荷物の量である。海外へリュックひとつで行ける人もいれば、国内でも何泊するの?と思われてしまうくらい沢山の荷物を持っていく人もいる。それぞれの個性がでて面白い 。
 今回は、久しぶりなので1泊してゆっくり過ごす計画だった。そこで、いつも沢山の荷物を持って行く彼女へは、「荷物の量は程ほどにね」と忠告をしていた。しかし、以前の彼女と違い、経験とともに荷造りが上達したことを他の人はまだ知らなかった。
 帰り際、みんなは彼女の荷物に驚いた。実にコンパクト!!「荷物王」とまで名づけられた彼女は、実践から荷造りのコツを学び、経験を積み重ねていたのだった。
 
 このように経験から何かを習得する機会は、日常生活において多々ある。そのひとつが仕事ではないだろうか。
私は図書室勤務10年になるが、当初は知識がないため失敗の連続だった。利用者に聞いたり、JHLAの仲間に相談したりしながら、図書室業務を覚えていった。なかでも新しい図書室への引越しは一番苦労をしたが、その分貴重な経験となり、それが今でも仕事における自信となっている。これからも経験を積み重ね、より良い図書室作りに貢献していきたい。

新たな決意を胸にコンパクトになった荷物を抱え、図書室に入っていく私がいる。

(荷物王)