つぶやき

ツクツクボウシが夏の終わりを告げている。もう9月なのか・・・風に秋を感じる。
私は、新採用の子たち5人と昼食をともにしているが、ある日の会話
「荒木さんは、図書室にいつから勤めているんですかぁ?」「そうねぇ26年目にはいるかなぁ」「えー 私たち生まれていない」「・・・」
ジャネーの法則に違わず、年をとると時間の経過が早く感じられる。中学時代からの友人に「私のバイブルは赤毛のアン」と言ったら「貴女、まだ少女趣味なのね」と笑われた。
そう、私は気持ちだけは若いよ!手の甲に油が飛んでヤケドだと思っていたら老人性紫斑だったとしても、髪のブローは1分で済むとしても、デパートからウィッグや大きいサイズの服のダイレクトメールが届いたとしてもだ。。


そんなある日、帰宅して居間を開けたら、写真の状態。
貧乏性で、ものに執着し捨てられない症候群の私を揶揄した娘の仕業だ。
紙袋にはじまり、レジの袋、使っていない食器類、肩パッド入りのコート、スーツ、ぬいぐるみ、ビデオテープ、エト・セトラ、エト・セトラ。私の身の回りはがらくたの山だ。けれどお宝鑑定団に出せる代物はない。
どうしたら「断捨離」ができるのだろう?


松戸市立病院 図書室
       荒木 直子