看護研究と文献検索 その2

昨年秋に「看護研究と文献検索(http://d.hatena.ne.jp/jhla/20120914)」のタイトルでブログを書きました ぴんく です。
近況を含めて、その後のリポートをしたいと思います。


前回もお伝えしたとおり、当院では卒後3年目の看護師を対象とした看護研究研修(大学の講師による一年間の教育プログラム)が必修となっており、それを支援する形で文献検索の講習会を行っています。
講習会では「文献検索データベースの使い方を見せるのではなく、キーワードの選定に焦点をあて、実際に看護研究で使用されたワークシートからの事例を収集し、検索履歴を読み解く形でのレクチャー」を行っています。


第一回(2011年):スライドで説明する形式
第二回(2012年):ノートパソコン10数台を持ち込んでの実習形式
第三回(2013年):???


さて、今年は!と明るくご報告をしよう、、、と思いきや雲行きが怪しくなっています。
これまで年5回行っていた看護研究研修が3回に減ってしまったのです。
看護教育研修担当者と二人三脚で取り組んできたこの講習会、「質は落としたくない!」という切実な思いを受け、現在図書室で何か出来るのかを模索しています。


今年の講習会は、1回目が6月、2回目は8月に行われます。これまでは1回目と2回目の間に文献検索講習会を開催していましたが、そんなスピードでは間に合いません。
そこで1回目の研修の前にオリエンテーションを組み、図書室案内や文献検索データベースの紹介等を簡単に行い、その後2週間かけて「図書室でのグループ実習」を計画しています。
各病棟単位で研究グループを組んでいるので、2グループ6〜7名であれば図書室の端末でも受入可能という目算ですが、研修日以外ではなかなかシフト調整が困難で、当直明けの時間帯と就業後の時間帯の2パターンでスケジュールをたてています。


これまでは、図書室の利用者に質問された流れでの検索レクチャーはしてきましたが、教育プログラムの中に組み込み行うのは初めてとなります。
ある程度研究のイメージができている状態で第1回目の研修に臨むためには、どうすれば効果的か。
悩みはつきませんが、また機会があればリポートしますね。



〜おまけ〜
現在6年目司書の私ですが、昨年初めて「看護研究発表会」にご招待いただきました。
「司書さん、一年間ありがとうございました!」と全員に頭を下げてお礼を言われた時に、照れくさいやら恥ずかしいやら、卒業式の気分でした。
でも、頑張ってよかったな〜と感じました(涙。


(発展途上中・ぴんく)