基礎研修会に参加しました part2

 初めての研修会参加で、期待と緊張のなか会場に向かいましたが、スタッフの方々の温かい笑顔での出迎えに、それまでの緊張が嘘のように一気に消え、リラックスして受講することができました。
 一日目の基礎研修会では、自ら学ぶ姿勢の大切さを学ばせていただき、4月より図書室担当となり利用者から依頼された業務に対し、限られた時間の中で事務的に業務を行い、結果(答え)を出すだけで終わってしまい、コミュニケーションサービスなどのプラスαのサービスを提供する余裕もなく、受動的にこなしていた事に気がつきました。常にプロ意識を持ちいろんな角度から、視点を変える事ができる心の余裕を持つことが、必要不可欠だと改めて考えさせられました。
 二日目の研修会では、情報を戦略に活かすプロセスモデル研究において必要とする、重要ポイントの説明から、如何に情報収集・情報発信・コミュニケーション能力が大切で、自身の向上→図書室の向上→利用者の向上→病院の向上と繋がっていく重要な出発点に、図書室担当者が位置していることを理解しました。また、「魅せる病院図書室」と題した特別講演では“魅せる”という言葉をいろんな視点と立場から分析し、学ばせていただいたその内容は、想像を遥かに超えた押樋氏の分析能力はとても素晴らしく、まさに“魅せる”そのものを拝聴させていただいたようでした。
 このように充実した内容の研修会を開催して下さいましたJHLAスタッフの皆様と、参加の機会を与えて下さった皆様への感謝を、今後の図書室業務に繋げレベルアップした病院図書室として、情報発信に努めたいと思います。

                                            (福島労災病院 鈴木由紀子)