ヒポクラテスの神秘の薬

先日、新大久保で友人とランチをしました。熱々のサムゲタンと石焼ビビンバをシェアして、お腹はいっぱい。
腹ごなしも兼ねて、その辺を散策。新大久保と言えば、韓流、K-pop、韓国コスメ…。大久保通りから職安通りへの南北の小路には沢山の韓国料理屋さんと韓国コスメshopが雨後の筍状態です。韓国コスメshopのウリは店頭のパックの特売ではないでしょうか。
品質の方は分かりませんが、お値段はピンからキリまでです。昨今、生物系コスメが流行り、去年あたりはカタツムリ、そして蛇の毒、今回新大久保を歩いてみて、最新はミツバチの毒のようです。ちょっと調べてみました。(といっても、ネットサーフィンしただけですが…)

タツムリコスメはカタツムリが歩いた後に残る、ヌルッとしたあの粘液がお肌の修復作用があると言うことで一躍人気となり化粧品やサプリメントとして商品化されました。そもそも、チリのエスカルゴ養殖業者の手の傷が早く治ることをきっかけに開発され、人間の肌再生に必要な美肌成分が沢山含まれていることがわかり、誕生したようです。コラーゲンやプロテアーゼと呼ばれたんぱく質分解酵素や、エラスチンなどが含まれています。これらがニキビやニキビ跡に効きお肌のハリや弾力もでて来て若々しいお肌が蘇ります。

次に蛇毒。と言っても本当の蛇の毒を使っているのではなく、蛇の毒に似た作用を持った「シンエイクSyn-ake」という化学物質を配合したしているようです。(少し安心)蛇の毒には筋肉を弛緩、麻痺させる作用があり、そこに目を付けたスイスの製薬会社が皺改善に使えないかと考えたのが始まりでした。インドネシア生息の蛇(テンプルバイパー)の毒と同様の作用をするよう、科学的に作られた合成トリペプチドとなります。既にヨーロッパなど海外ではセレブや有名人も使っていると人気。

ミツバチの毒はミツバチが天敵から女王蜂を守るための武器。その歴史はかなり古く、古代エジプトでは治療用魔法薬として使用され、古代ギリシャの医学の父・ヒポクラテスも神秘の薬と話したことから、医学の分野で浸透してきました。肌トラブルが起こったときミツバチ毒は抗菌・抗炎症効果が高く、傷の治癒力が高く、刺激を与えず、皮膚の細胞の再生を促す、肌に優しいのが特徴。また、コラーゲンの生成機能を活性化させるので代謝も潤いもアップ、しわやたるみを回避するアンチエイジング効果も期待できるそうです。
かたつむりパックは粘液成分が古い角質を除去、ヘビ毒パックは似た成分がシワを解消、ハチ毒パックは抗菌作用でシワを解消。さて、このブログを読んだあなたはどのパックを選びますか?             (☆くん)      

【参考HP】
タツムリについて…カタツムリクリーム効果・口コミ 
http://www.t-bell.com/
ヘビ毒について…韓国旅行「コネスト」・蛇毒コスメ特集
http://www.konest.com/contents/shop_hot_report_detail.html?id=4603
ハチ毒について…美レンジャー  
http://www.biranger.jp/archives/20718
・a.c.care  
http://beetox.jp/concept/hachidoku/