看護研究と文献検索

7月にラベンダーさんのブログ記事「ケーススタディ真っ盛り」を読みました。
同志がここにも☆
皆さん、試行錯誤しながら文献検索等の講習会を行っているんだなあと、ちょっとホッとして嬉しく(?)なりました。


当院では、卒後3年目の看護師を対象とした看護研究研修が必修となっており、それを支援する形で文献検索の講習会を行っています。
看護部の教育研修委員会が主催で行っているため素材(事例)も豊富で、図書室担当者としては常々感じている「この文献で、本当にいいんですか?」という思いをぶつける良い機会となっています。
というのも、教育研修担当の看護主任との雑談で、私がポロッと「今年は不思議な文献依頼が多いんですよね〜」と言ってしまったことが発端でした。。。
もちろん「えええ〜どうゆうこと〜」となったのですが、看護師が持ちこんだ検索履歴のコピーを見せながら説明したところ、「司書さんは、この紙だけでいろいろなことがわかるのね」となり、「じゃあ、それを改善するために何かしよう」という流れになりました。


その後の話をしようとすると、論文で投稿すると10ページ以上の巨編になりそうなので控えますが、実際に看護師が行った文献検索の事例に基づき、そのキーワード選定が適切であったのか、どこに問題があったのかを、検索の流れの中で読み解き、説明するというスタイルの講習会を行うことになりました。
昨年(1回目)の講習会は概ね好評で、後日「講習会を聞いて、あらためて検索しなおしました」という取寄せ依頼者も現れ、確かな手ごたえを感じました。
2回目である今年は、前回のアンケートにあった「実習形式の講習会を受けたい」という声を受け、診療情報管理チームの協力により院内のノートパソコンをかき集めるという荒技で講習会を開催するにいたりました(ぱちぱち)。


〜おまけ〜
せっかくなので、この事例を
医中誌で、下記のキーワードを検索してみてください。
・手術前訪問
・術前訪問
ちなみに、図書室に持ち込まれたのは「手術前訪問」で検索した文献でした(涙)。


まだまだ、するべきことはたくさんありそうです。
(ぴんく)