涼しい図書館

夏は気温が高いこともさることながら、湿度も高いことが図書館では問題です。


そんなわけで、節電!の中「除湿のための空調です!」と主張したところ、
特別に終日空調実施してよいと正式に確認されたのが去年のこと。
おかげで、夏とはいえ、結果的には涼しい職場となっています。


しかし、この時期、涼しいと体や頭が安らいでしまい・・・
            つい、つい、つい、・・・・ボーっと幸せになります。


前に勤めていた会社では、『日中居眠りをするなんて!』というのが当然でした。
しかし、病院に勤めるようになり、
 日中、図書館内で動作を止めたまま、眠っていらっしゃる医療者をみると、
「どうぞ、どうぞ、休んでください」と思うようになりました。
(でも、あまりにも、リアルなストップモーションのままの方の場合や、
長時間、微動もしない場合は、そっと近寄って、息をしているかしらと確かめてもいます。)


ある日のこと、
いつもように、日が差し込んできたので、ブラインドを下げていたところ、
キャレルに突っ伏している方に気がつきました。
差し込む日ざしのなかでも、勢いよくブラインドを下ろす音のなかでも・・・・。
それほど、お疲れなのですね。
その方の近くではそーっとそーっとブラインドを下げました。


それからだいぶたった日のこと。院内の通りすがりに、突然、
「この間、気を使ってくれてありがと。私の近くでは、そーっとブラインドを下ろしてくれていたでしょ。」と言われました。
(実は白衣の背中を見ただけで、どなただったのか分かっていませんでした。)


いえいえ、お礼をいいたいのはこちらです。
気持ちが伝わってよかったです。
またどうぞ、「休み」にいらしてください。


※24時間冷えてますの図書館 (^^)/