=こんな広報してます。=

いつも、皆様の病院図書室の活動に、「なるほどお〜」「すご〜い。」と、感心しております。本当にありがとうございます。

 今回、当院内で行っている私のひとつの活動を書かせていただこうと思います。
本来の業務からはずれているのでちょっと迷ったのですが。。。

 4年程前から、“院内学習”という活動をしております。小児科病棟の患児への学習支援のサービスです。
患者サービスのひとつとして、病院院長・看護局長・小児科病棟看護師長・医師・スタッフのみなさんの理解と協力をいただき、続けています。
教師の資格を、入院された患児の持つ学校の授業の進み具合への不安に役立てたく、始めました。

すべての入院児に行うわけでは、ありません。
病状が安定しており、本人・親御さんの希望があった時に、病棟師長さんからの連絡を受け、出動するのです。

1回、30分から1時間を目安にしています。
そお〜っと、カーテンを開け、「どう?なにかしようか?」と繋げていきます。

内容は、患児の顔を見てから、考えます。
学校の宿題を持ってきている子には、一緒にやります。
何にも持ってきてないけど、勉強が気になる子には、今やっている所の問題を作ったり
説明したりします。
親御さんは何かしてほしいのだけれど、本人にはやる気がない子には、クイズやしりとりなど工夫して遊びながら、
少しだけでも鉛筆を持たせます。
また、長期の患児には、散歩・シャボン玉・工作・読み聞かせなどを、組み入れてます。


(ア):長期の6年生の女の子の作品。冬休みでしたので、医局図書室でこのバルーンを作成しました。


(イ):2年生の男の子からの手紙。下半身が動かせない状態でした。
身体を動かしたい欲求で、抵抗し、悪態をついておりました。 けれど、それに屈せず、約1ヶ月付き合いました。退院の時に、手紙をくれました。


1年間に約300回前後の触れ合いをさせていただいています。

「何してるヒト?」
「うん。先生方の図書室で仕事してるの。」

この活動は、図書室の広報にもなっているようです。
(はうす より)