研修会の地方開催

2011年度第2回の研修会は、沖縄で開催されます。多くの方々からお申し込みをいただきありがとうございます。
 これまでJHLAでは、新潟・北海道・福島と地域ネットワークと協力し研修会を地方で開催してきました。研修会はできるだけ多くの会員に参加いただくことが、大きな目的のひとつです。そのためには、会員が参加しやすい「時」「場所」は重要な条件になります。東京開催が中心となるのは、この条件を満たす全国各地からの交通アクセスのよさが最大の理由です。
 地方開催は、交通アクセスなど最初からマイナスの面を背負っています。しかし、地域の文化に触れ、地元の方々と交流することであらためて自分が立っている場所を違った目で見ることができます。これはマイナスの面を補って余りあるものだと思います。
 協会の活動に参加して30年近くが過ぎました。確かに交通手段は便利になりましたし、以前に比べると安価にもなりました。情報もインターネットの普及でタイムラグは少なくなったかもしれません。それでも北海道の旭川から研修会へ参加するために費やすエネルギーは自宅から参加する方々にくらべると格段の違いがあります。
 沖縄への研修会へ参加するために、交通の手配をしました。まだ時間は十分にあると思ってのんびり構えていたのですが、手配を始めた途端に甘さを知りました。旭川を10時始発便で出発しても羽田経由(直行便はありません)、最短時間で沖縄につくのは午後4時半です。これだけで数年前に札幌で研修会を開催したとき、沖縄から参加くださった方に感謝の気持ちでいっぱいになりました。
 今回の研修会開催にあたり、遠いので参加できないという声もありました。確かに沖縄は遠いですね。でも、遠いと思った方にお願いです。地方からの参加者はいつも「遠い」ところからの参加なのです。このことをしっかりと受け止めてください。地方での開催の意義はある程度達成されたと思います。
 沖縄メディカルライブラリー研究会の皆様、会場・プログラムなど早くからお世話になりました。皆様と有意義な研修会のひと時を過ごせますことを楽しみにしております。
                                              (直江 理子)