「縁」を大切に

先日の研修会からあっという間に10日が過ぎてしまいました。仕事に戻ると利用者対応など日常業務に追われてしまい、ようやく一息つきながら、研修会のことを回想しているところです。
今回の研修会では、「明日の図書館のために―電子化と危機管理」をテーマに講演や事例報告、グループセッションが行われました。「今ある図書室機能を活かして、さらなるステップアップ」を目標にしている私にとって絶好の機会と思い、2日間参加させていただきました。
私は、病院図書室に勤務して10年目を迎えます。この10年を振り返ると、オンラインジャーナルやデータベースの導入、図書室ホームページ開設といった「図書室の電子化」を目標に取り組んできました。しかし、ひとつの目標達成は通過点であり、さらなる課題が与えられます。その課題に取り組むためには、現状を把握したうえで、いかに効率よく進めていくべきか、考えなければいけません。また、組織の特性も考慮したうえで進める必要がありますので、難しさを感じています。
そのような時、JHLAの存在はとても心強く、いつもパワーをもらっています。特に、研修会に参加することで得られる担当者間の交流は、何より変えがたいものです。経験年数や組織の特性の違いなど状況は様々ですが、同じ図書室担当者ということで、相談しやすく、多くのことを教えていただいています。
これからも研修会を通じて、知識の習得だけではなく、たくさんの方々とお会いできる「縁」を大切にしていきたいと思っています。

(ひな)